今年の春は通常の三寒四温を通り越し、気温の上下が大きく雨が多い気がする。
三島大社の宮司も、気温の上下が大きく桜の咲き方がおかしいと言ってた。
そんな天候不順な中でも久々に晴れたので、春霞を満喫しに茨城へ
取りあえず集合場所へ
横浜~産業道路~平和島~大田市場~東京ゲートブリッジ~新木場~湾岸幕張SA
東京ゲートブリッジが開通してからは便利だわ。バイクなら首都高湾岸線使わんでも横浜から大して変わらない時間でこれますからね。
湾岸幕張SAで合流。

KAWASAKI KZ1000 Oさん

kAWASAKI ZEPHYR1100 管理人
KAWASAKI ZRX1100 Aくん
腹ごしらえして3人でGO!!!
潮来ICで降り、カシマサッカースタジアム近くにある神之池海軍航空基地跡にある櫻花公園へ。
ここは霞ヶ浦海軍航空隊の補助飛行場として建設された飛行場で、現在は住友金属鹿島製鉄所の敷地だ。特攻と言うと鹿児島の知覧が有名だが、そこはあくまで沖縄菊水作戦時の出撃場所なだけであり、実際には特攻機の試験、訓練、計画はこの地で行われた。
よってここが「櫻花ゆかりの地」と言われる所以である。
公園の由来(全文)を記載する。
太平洋戦争末期、この地に海軍航空隊神之池基地が開設され、特攻兵器”櫻花”の訓練が行われました。鹿島製鉄所では、地元及び櫻花関係者の御意向に沿い、構内に残る神之池基地の掩体壕の周辺を整備し、ゆかりの櫻花碑をここに移し、土地の歴史を記念する公園として開放することとしました。壕内には往時がしのべるよう櫻花の復元機を置きました。この公園が、先の大戦の記憶が風化する中、平和への思いを新たにするよすがとなれば幸いです。
平成5年12月 住友金属工業株式会社鹿島製鉄所 所長 長谷 登
大日本帝国海軍特別攻撃機 櫻花11型
対大型艦用遅延信管を装備した1200kg徹甲爆弾を機首に搭載し、一式陸攻に懸架され敵艦艇まで接近する。
そして切り離し後はロケットエンジンで推進し敵艦艇に体当たり攻撃をすることを想定し設計された。
櫻花43乙型発射基地
※参考:
海軍下滝田秘密基地のツーリングレポートはこちら偶然にも旧神之池海軍航空隊 櫻花奉賛会の会長がいて、お話を聞くことができた。
映画「永遠の0」にしても、旧日本海軍佐官クラスの幹部の生残りは特攻作戦の勇気や美ばかりを語り特攻を美化していると。実際は醜の部分、志願でも何でもないマインドコントロールされた中で若い予科練生が特攻機に乗込み死んでいった中で海軍幹部はのうのうと生き残っているという事実。
本当の醜の部分も知らしめないと亡くなった特攻隊員が浮かばれないと会長は語ってくれた。
綺麗に咲き誇っているのだが、なぜか儚く寂しく咲いているように感じた。
そう感じたのは俺たちだけではない。ここを訪れる人はきっとみんなそう感じていると思う。
今日も平和にバイクに乗れて、春を満喫できるのも先の大戦で亡くなった英霊のおかげであることを感謝して慰霊碑を後にした。
このあと、神栖市方面へ南下。
春霞のすっきり晴れない青空と荒れている太平洋を満喫。
夏になるとここは普通のリゾートビーチなのにゴマンとある風車に囲まれた普通じゃないビーチ。
バイクで行けるだろうと思い強引に砂浜へ行ったらどんどん砂が深くなり…
スタック。。(ー_ー)!!
オレ…アホや~。。。(-"-)
日川浜海水浴場にて↑
教訓:いい歳して「行けるだろう」でオフロードでもないオンロードタイヤの大型バイクを砂浜に持ち込まないこと!!
さて、この後、銚子大橋に繋がる国道51号を使わず、一本海沿いの117号で銚子漁港へ。
この道路は風車から10km近く信号が1,2個しかなく、快走できるいい雰囲気の道路だ。
昼飯は3人とも銚子産の海鮮丼
隣の建物にケーキ屋が…
漁港に何故かポツンとあるケーキ屋
撮影と投稿の許可を頂いて写真撮影。
クラシックなガトーショコラを買ってみた。
シャンティーはかなり硬めでボソボソでしたが、スポンジは美味しかった。
俺らが飯を食ったところで、バイクにも飯を食わせ満タンにしてから犬吠崎駅へ
このレトロ感いいですね。管理人は毎日イヤイヤ糞混みの通勤電車に乗っているのでこういう電車なら毎日乗りたいわ。
ついでに銚子電鉄終点の外川駅
犬吠崎駅はレトロな洋風で、外川駅は昭和の雰囲気な和風。隣の駅なのにとても対照的だ。
ここで埼玉のOさん、宇都宮のAくんと解散し、それぞれみなさん無事に帰宅。
総走行距離260km
数少ない晴れ間に恵まれた春霞ツーリング。
マイナーなツーリングスポットでしたが、会社でのストレスはスピードとともに消え去り、新たな歴史認識といろいろ考えさせられることもあり、いい休日の散歩になった。
今年は戦後70年という大きな節目を迎える。
日本国自衛隊の海外での役割も増え、国防の在り方が大きく変わろうとしている今だからこそ、風化させることなく忘れないでほしい…彼らのことを。