2014年も12月に入り年の瀬です。今年の走り納めはカワサキ空冷大型ネイキッド2台でGO!!。翌日が12/8対米英開戦日という事もあり、海軍特別攻撃機「櫻花」の発射基地を見てきました。
朝、海ほたる集合。KAWASAKI KZ1000乗りのOさんと合流し、富士山を眺めながらお茶。
木更津金田ICを降り、陸上自衛隊木更津駐屯地を過ぎ、さすけ食堂で飯。新鮮なアジフライと刺身が最高だぜ。
今日の目的地は千葉県南房総市下滝田にある海軍特別攻撃機「櫻花」秘密基地跡だ。
特攻機「おうか」の漢字をみんな「桜花」と書きますが正式名称は「櫻花」ですからね。
wikiも間違っています。
●櫻花11型
1式陸上攻撃機に懸架されて高高度からロケットエンジンに点火して敵艦に
体当たりするタイプ。重量が重く母機の1式陸攻が撃墜されることが多かった
●櫻花43乙型
11型の弱点を補うため1式陸攻から発射するのではなく、地上のカタパルトから
発射するタイプ。エンジンはロケットエンジンから日本海軍初のジェット攻撃機
「橘花」のターボジェットエンジンに替え、航続距離の増大を狙った。
本土決戦に備えて、東京湾に侵攻してくる敵艦艇を想定し東京湾の目と鼻の先で
ある南房総市にいくつか櫻花発射基地が建設されたようです。
そのひとつがここ下滝田基地。滑走路の14.8km先は外房の海だ。のどかなで静かな
田舎のどこでもあるような畑のど真ん中に突然、異様な滑走路の土台が出現します。
穴が開いている所に枕木を設置しレールが引かれます。その上をロケットブースターで
加速させた台車で「櫻花」を射出するというしくみで空母艦載機の射出とほぼ同じ原理です。
下滝田基地から1.5kmぐらい離れたところにある知恩院というひっそりとしたお寺の本堂にカタパルトのレールの一部分があります。

戦後70年ずっと置かれているようで、サビついています。
基地がほぼ完成し、ターボジェットエンジンでのカタパルト射出試験にも成功したときに終戦を迎えたので実際に使われることはありませんでした。日本の若者たちが命を落とさずに済んだのは幸いだったのかもしれません。
発射基地の裏山には「櫻花」25機分の格納庫があったようですが、
今は崩れて埋まってしまったようです。
下滝田基地を後にして房総半島の最南端、野島崎灯台で休憩
帰りは高速をかっ飛ばして帰ります。
アクアライン入口木更津金田IC。日曜日の夕方はいつもこんな混み具合ですね
年の瀬の走り納めツーリング。今年も無事故無検挙で帰りました。
全てのライダーの無事故無検挙を願っています。