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西風浪漫BLOG

陸上自衛隊 予備自衛官の バイク乗りが日常感じたこと、 大切な人々やモノを独断と偏見で好き勝手に語るぜ

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戦闘訓練 at 御殿場


サバゲーと呼ばれるものはBB弾を発射して相手を撃つゲームである。
 
銃は改造しても改正銃刀法違反になるのでギリギリの0.98Jにパワーを上げてもせいぜい飛ぶのは60mだ。
 
 
おまけにサバゲーで使う銃はBB弾を連射で500発、1000発とばら撒くことが可能で実戦ではありえない。
 
一般的に普通科の隊員では30発弾倉を8つ携行する。よって一人頭240発である。
工兵や後方支援連隊の隊員はMINIMIやミニガン等の軽機関銃で弾幕を張るのでこれはまた別の話である。
 
管理人が所属している陸上自衛隊の自衛官で構成するチームはファスガン呼ばれる赤外線発射装置を銃に取り付け、鉄帽に赤外線の受光部をセットしたコンピュータを取付ける。
 
 
このセットを使うと射程距離が150m~200mになりコンピュータで実銃と同じ装填数に弾数をセットできる。


 
 
赤外線受光部を狙って撃ち被弾するとキュンキュン音が鳴り死亡したことがわかる。
 
 
死亡すると自分の銃から赤外線が発射できなくなるので、ゾンビ行為が実質出来なくなる。
 
 
有効射程距離といい、弾数制限でほぼ実戦と同じ訓練が可能だ。
 
 
訓練前にきちんとゼロイン修正を行う管理人↓
 


写真奥は、T士長 
 

 
今回はMP5にTrijicon Acogx4倍スコープと1倍ダットサイトを取付け、約120mできちんと命中するようにスコープを修正する。
 


 
BB弾のサバゲーとは違い、ばら撒きながら弾道修正することはできないので、ここできちんとゼロインしないと訓練では全く当たりません。
 
 
 
 
警戒中
 
 
 
 
 
GO READEY!
 
 
 
 
 
 
 
W1曹のゼロイン中。

 
 
 
 
隊長の陸上自衛隊73式トラックと管理人の愛車ジープと並んで撮影
 
 
 
 
 
この訓練はきちんと掩蔽しないとすぐに撃たれて死亡します。実戦でもそうでしょう。見えてないようで結構敵に発見されているのかがよくわかります。
 
 
逆にどのようにしたら敵に見つけられないように掩蔽し撃てるかが重要なスキルとなる。
 


おまけ↓

南スーダン、ジプチに展開している陸上自衛隊の砂漠迷彩。
S3曹が着用。


 
 
 
 
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XLR125R改 オーバーホール 2017年 3日目

さて今日はエンジンのガスケット取りを実施する。
 
 
 
ヘッドカバー、シリンダーヘッド、シリンダー、クランクケースには各部品ごとに紙ガスケットが付いており、バラすと緑色の紙のカスが付いている。
 
コレ↓
 
エンジンのオーバーホールで一番退屈でメンドクサイ作業である。
 
 
メンドクサイからと言ってこのまま新しいガスケットをセットしてエンジンを組み立てることは、前戯ナシでするのと同じなのであまりにも身勝手でエンジンに対して大変失礼である。
 
 
そんなことをするとそっぽ向かれ、エンジンかかんなくなるかもしれないから手抜きしないように。
 
 
地味だが黙々とひたすらスクレーパーやカッターできれいにそぎ落とす。シリンダーブロックに傷を付けたらそこからオイルが漏れるので絶対に避けなければならない。

 
 
管理人はアストロプロダクツのスクレーパーを使用。
小さいので使いやすい。
 
さらにクランクケース側のガスケットはエンジン内部に落ちる可能性があるので慎重に削らないとならない。
 
 
before↓
 
 
 
after↓
 
 
 
 
全部きれいに取れたら、面取りを行う為、エンジンオイルとオイルストーンを使い鏡面仕上げをする。
 
 
 
 
これで完成。また今日も深夜2時を過ぎている…
 
 
 
 
ついでに先日丸洗いしたピストンに新品ピストンリングをセットする。
 
 
ピストンリングは全部で5枚。オイルリングが3枚、トップリング1枚、セカンダリリング1枚。
 
 
ホンダのエンジンはRNと書いてあるのがトップリング、Rがセカンダリリングだ。決して間違えないように被せないと破れてしまい事故の原因となりますので気を付けましょう。
 


ピストンが萎える前にスナップリングプライヤーを使い、ピストンリングが破れないように曲がらないように広げて素早く被せましょう。
 


 
まれにゴムがピストンリングが嫌いな方もいらっしゃいますが、エンジンに関しては安全第一ですから必ず新品のピストンリングを使いましょう。
 

取り外したピストンリングと見比べてみるとやはり摩耗しているようで新品は張力があって幅が広い。新品にすることで圧縮漏れやオイル上がりの原因を防ぐことができ、本来のパワーを引き出すことが可能だ。
 
 
 
さてとすでに3時…
 
明日というか…今日は会社で予算会議だと言うのに…

全国のえらそうな支店長どもとアホ役員が集まる会議に出席しないとならないのだ。
この会議で寝るとするか…
 
 

XLR125R改 オーバーホール 2017年 2日目

今日は降ろしたエンジンをチェック。毎日、高回転高負荷をかけてるエンジン。
 
調子は悪くないが状態チェックと消耗品の交換、自分が乗るバイクなので自分できちんと精度よく組み立て、自分で状態を把握することが大事だ。
 
自分が乗るバイクは命を預ける相棒だけにバイク屋のいい加減な整備に高い金払って乗る方がどうかしてる。
 
 
よく任せられるよな。


 
 
物を大事にしないから愛着も湧かない。
 
 
だからすぐに乗り換えたり捨てたりする。
 
 
女もそうだよな。
 
 
ゆっくり時間かけて関係を築いて知らないことを知ったりする楽しみやドキドキ感はすごくエキサイティングで楽しい。
 

 
と言うわけで脱がします。
 
 
シリンダーヘッドカバーを外す。
 
カムシャフトスプロケット、ロッカーアームとご対面。
 
全く問題なし。
 
次はブラを外す。もといシリンダーヘッドを外す。
バルブとバルブスプリング、ポート、燃焼室とご対面。
 
燃焼室はそんなにカーボンが溜まってないのでキャブレターのセッティングがバッチリ決まって、理想的な混合気の様だ。
 
これはとてもうれしい。苦労してセッティングしたかいがあるぜ。
 
次はいよいよ秘部へ。シリンダーをズラす。
 
 
ちょっとズラしたところ
キツキツのシリンダーからピストンの抜くのは大変だ。
 

 
ゆっくりズラしながらがす。
 

ピストンもカーボン堆積が少なく理想的だ。
傷やガス抜けの痕跡、ピストンリングの摩耗、油膜切れの痕跡もなくいい状態だ。
 
 
特に油膜切れを起こすとシリンダーが焼き付いてピストンに穴が開いてエンジンブローとなります
 
そうなるとご臨終ですからオイル管理はとても重要です。
 
フィナンシェ焼くときも離型油を型に吹くの忘れて型から外れなくてダメにしてしまいシェフに怒られます。
 
それに人間だって油膜切れを起こしたらお互いに痛いですから、ゆっくり油膜を維持しながら気持ちよくなりましょう。
 
何の話かって? オイルの大切さについての話だよ。
 
 
さて次はバルブのホックハズします
 
管理人は便宜上ホックと呼んでいるが正確には「 バルブスプリングリテ-ナ-」と呼びます。
 
 
ちなみに管理人は片手でホックもフロントホックもハズせるがバルブのホックはそう簡単に外れなく、とてもガードが固い娘なので、特殊工具で攻めます。


 
このデカくて物騒なツールことバルブスプリングコンプレッサーをインテークバルブにセットする。
 
 
スプリングを圧縮する。
 
 
 
そしてゆっくり慎重に写真のようなマグネット付きのマイナスでリテーナーを取り外します。
 
とても小さい部品ですので無くしたら怒られますからね。(誰にだよ)
 
 
エキゾーストバルブも同様に取外し、無くしたり、埃や水が付かないように缶に入れておきましょう。
 
 
全部脱がしたのでいよいよ"これから"って感じだが焦ってはイケマセン。
 
 
まずはお風呂に入ってからでないと…
 

 
シリンダーヘッドの燃焼室、ピストン、バルブ、シリンダー下のカーボンをお風呂できれいに洗います。
 
本来であればお風呂はLUSHのバスボムを入れて香りと泡とヌルヌルでいい感じの雰囲気にしたいんですが…
 
 
本物の風呂を使うと我が家の指導教官殿(妻)の逆鱗に触れる恐れがあるので適当な鉄の缶に全部放り込んで放置。
 
 
バスボムの代わりに特殊な工業溶剤を入れてカセットコンロの上に置き、温度は70℃をキープして漬け置き洗い。
 

チョコレートテンパリング用の赤外線温度計を使用。ない人は大体でOK。
 
before↓
 
 
 
after↓




全てのカーボンがきれいに落ちてとてもキレイです。
 
スペシャルエンジンを全部脱がしてお風呂に入っていよいよ"これから"って時ですが、まさかのサービスタイム終了で"本番"は持ち越しです。
 
 
今日はここまで。
 
 
続く…
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

XLR125R改 オーバーホール 2017年 1日目

 
当ブログの管理人の通勤スペシャル HONDA XLR125R改 with WPC加工スペシャルチューンドエンジン
 

通勤ルートで使う環2では今のところピンクナンバー最速マシンである。
 
 
ところがXR250モタード用のリザーバータンク付きリアショックからオイルが漏れてきたのでオーバーホールすることにした。

 

リアショックはオイル、窒素ガス充填、エア抜き等、高度で精度の高い作業がいるのでオフロード用ショックの専門業者にオーバーホールを依頼。
 
2週間かかるそうな。
 
 
どうせ2週間乗れないのでついでにエンジンもオーバーホールすることにした。
 

 
取りあえず自宅ガレージで外装、キャブ、セルモータ、ワイヤー類を取っ払って先にエンジンを降ろす。
 
 
そしてリアショックを外す。
 
 
オイルが漏れてバンプラバーが腐っていますね。全くダンパーが効かないので寿命です。
まっ普通に走る分には全く問題ないけど、わざわざ純正からこのXR250のサスに交換している理由は車高アップとダンパーの減衰力の調整ができ、通勤でのストップアンドゴーと林道やエンデューロコース用のセッティングができるようにするためだ。
 
 
マイナスドライバー一本で調整ができるのでよく出来たサスペンションだ。
 
 
本来の性能を発揮していないのでこのままテクニクスさんへ発送。
 
 
スイングアームについているプロリンクのベアリングもきちんと動作しているか確認。
 
 
きったねーこれ。
 
掃除する。
 
 
ニードルベアリングはきちんと動くのでグリスアップして、シールを戻す。
 

こっちのリンクは…
 
死んでます。

サビサビでニードルベアリングが死亡。
 
 
さすがにウチのガレージでもベアリング圧入機がないので裏ワザで取り外す。
 
 
ベアリングもカラーもサビサビなので交換です。

エンジンオーバーホール用パーツ、プロリンクサスペンションのパーツを注文しに行く。


エンジンもバラして状態を見たいが家族サービスをしないと殺されるので今日はここまで。
 
 
次に続く…







 

2016年度シーズン終了

 

先日もお店でホワイトデー前、最後の仕込をします。


クーベルチュールのテンパリング。
 


輸入チョコレートって国産のクーベルチュールとは違う。
 
 
国産車が外車に勝てないのと一緒で格の違いを感じますね。
 
 
ヴァローナ、ヴェイス、カカオバリー、オペラは美味しいうえに作業性がいい。
 
 
それに比べて国産のクーベルチュールはいろいろゴタクを並べてもやっぱり「国産」って味。
 
 
 
例えると、ヴァローナはドイツ車、カカオバリーはアメ車、国産クーベルはダイハツって感じだがトヨタにしてやろう。
 
 
さて、仕込もほぼほぼ終わった。
 
 
 
3年目のシーズンが終了~。。
 
 
来年は4年目~長く続けられる素晴らしい人たちに恵まれたことに感謝。




1年目の時かな…暑いとき、お店に来て応援してくれた黒髪のきれいなおねーさんにも感謝。




会社はいつ辞めてもいいが、ここのケーキ屋さんはずっと続けたい。