最近の研究テーマはプラリネペーストです。
プラリネペーストとはアーモンドやヘーゼルナッツ、クルミ
などのナッツにキャラメル状にしたグラニュー糖を合わせ
砕いてペースト状にしたものだ。
とても使用用途の高い製菓材料で、市販されている物もある。
しかし、プロは市販なんか使わず、グラニュー糖の煮詰め具合で苦さや
アーモンドとヘーゼルナッツの比率を自分好みの配合にし
独自の味をこれで作るのだ。
ではプラリネペーストは何に使うのか?
パウンドケーキに混ぜてマーブルにしたり
クレームパティシエールに混ぜて シュークリームに入れたり
イタリアンメレンゲでプラリネムースを作ったり
ガナッシュにしてボンボンショコラのセンターに絞ったり
ととても使い道が多いんだねこれが
まずは作ってみましょう。
グラニュー糖を煮詰める
この間にアーモンドをローストします。200℃ 5分ね
こんな感じの色になったら火から降ろします。
ローストしたアーモンドを入れて冷ます
鍋から降ろし砕きます。
うちにはプロ用ロボクープがないので、大型モンキーレンチ
で粉々にする
こんな感じになります
これをフープロに入れてペースト状にします。
しかしこれが後でとんでもないことになるのであった。
うちのフードプロセッサは離乳食も作るので妻がよく使っています。
まずは1/4ぐらいの量を入れて混ぜる。摩擦熱が加わり重くなりモーターの
回転が遅くなりかなりの負荷がかかります。
モーターを休ませながら使っていたが、いよいよ最後の最後でフープロから
煙が出てきた。
危険な香りがしたので、管理人はとっさに製造国を確認した。
「made in CHINA」
中国製の製品はフープロに限らず、
バッテリー
スマホ
クルマ、
戦闘機にまで爆発事故が起きているので、
危険と判断し30分ほど休ませた。
最後の1/4ぐらいをペーストしている最中に
モーターから煙が大量に出てきて
バチバチ発火してご臨終。。
やっぱりね。made in CHINA こんなもんでしょう。
爆発しなかっただけマシか…
ちなみにですが、中国製品の爆発リストがまとめられるので
よかったら見ていってくださいな。
さすがは中国。とんでもないものまで爆発するようです。
http://matome.naver.jp/odai/2129656930967952701
まあとは言え、自分を犠牲にしてまでも最後まで仕事する
このフープロの自己犠牲の精神に
管理人は哀悼の意を表し、
明日の燃えないゴミの日に処分することにした。
とりあえずパンに塗って食べてみた。香ばしく至福の余韻に
浸っていると、
妻がフープロがご臨終したことを知りカンカンに
妻「どーしてくれるのよ。何で味噌なんか作ってんのよ」
俺「・いやいやいや 味噌じゃねーよ」
妻「何でもいいけど、夕飯のつくね手でこねるわけ?」
俺「・・・ 中国製だから壊れたんだよ」
妻「・・・離乳食どーすんのよ」
俺「・・・」
妻の機嫌を直してもらうべく
余った材料でアマンドショコラを作りました。
カバリングはショコラ・オ・ノワールを適当にテンパリング
35℃→27℃→31.5℃ね。
ポイントは40℃とか50℃とかに一気に上げないこと。手間だけど35℃
で少しずつ溶かす方がカカオバターの結晶が整いきれいな艶が出ます。
ココアをまぶして出来上がり。
まあアマンドショコラの出来は良かったが
妻の機嫌は収まらず、さんざんだったぜ
フープロ壊れたからロボクープ買っちゃおうかな。。