1年前、当時の上司がいかにクソであるかを証拠と共に力説し、受理しないなら辞めると脅した異動願を社長へ提出。
当初、チョコレート、ケーキの試作をする部署を希望した。
2か月後…
なぜか、営業員をまとめる営業○○部へ異動。
冷静になって考えると、ウチの研究開発部のレベルは日本でもトップクラスでとんでもない経歴のシェフが集まっている。
そこら辺のメーカーの開発とはレベルが違うのでケーキ屋で3年バイトした程度の管理人がそもそも入れるワケがない。
まあそうだろうなってわかっていたので、問題ない。
それに無理やり入ったとしても、2-3年は苦労するわけだから、それよりかは自分の活躍できるポジションを用意してくれた会社に感謝して受け入れることにした。
おまけに、販促用写真撮影と称して勝手にキッチンでチョコ作っているのである意味、異動希望はかなったわけだ。
前の部署は、IoTの発展、AIの高度化、IT化によっていずれ人がやらずにコンピュータにとってかわられる仕事内容だった。
さらに仮に親会社に吸収されたり、他の会社と合併となった場合は、真っ先に要らなくなる部署なので、異動してよかったと思っている。
ルーチンワークはAIがやるのでいずれ失業してしまう…と言うよりやっていることが低レベル過ぎて他の会社なら通用しない。
例)
①データ(CSVファイル)で来た受注をワザワザexcelで手入力
↓
②印刷して紙で出力
↓
③紙で出力した受注データを再び情報システムに手入力
↓
④データが間違っていないか紙を印刷して蛍光ペンで確認
アホの極みですね。
わざわざCSVデータで来たものを手入力して紙に出し、またシステムに手入力するとか、どこの石器時代だよって感じ。
データで来たのだからそのままCSVファイルを情報システムの入力パラメータに合うようにプログラムで成型すりぁいいだけの話。しかもデータのままなんだから手入力を介してないので間違いを確認する必要もない。
毎日こんなアホなことして仕事した気になってるヤツしかいないから良くも悪くも子会社って感じですね。
まあそもそも子会社って親会社で使えないヤツが集まる掃き溜めだからしょうがないと言えばしょうがない。
新しい部署はAIではできない分析、調査、作戦、戦略の立案をするので人が考えないとできない仕事だ。もうすぐ1年になるが、いろんなデータ分析の手法を自分で学ぶことができてこれはこれで面白い。
この手の仕事は日本でも引く手あまたで ”データサイエンティスト” と言うそうな。
※オックスフォード大の調査:10年後に消えている仕事
IoT技術は第4次産業革命と言われている。
IoT は労働の現場で用いることで、それまで人間にできなかったことがコンピュータで容易に可能としてしまう非常に便利なアイテムであるが、これらの台頭によって特に総務や経理、在庫管理等の仕事がなくなることは容易に想像できますね。
効率化と言ってこういったものを導入しようとしているアホは自分の仕事が楽になるからと言って導入しようとするが、こいつはただの効率化ツールではなくて、人工頭脳だ。映画の世界だけだと思っている人が大多数だが 、自分の仕事を奪うものだということに気付いている人間は少ない。
いくつか紹介しよう
ケースA:AI在庫最適化システム
SAS Institute JapanがAI搭載の需要予測在庫最適化システムをリリース。これによって在庫管理転送作業、製造リードタイムを考慮した製造依頼作業が無人化でき、メーカーや卸売業の商品管理部は廃部となる。
ソース↓
ケースB:無人ステルスジェット攻撃機
米海軍が開発。自動で空母から発艦し、最適ルートを自動選択し、標的を爆撃し、各種センサー衛星リンクで戦果確認、帰投ルートを自動選択して帰還、自動で空母に着艦するAI搭載無人ステルスジェット攻撃機(X-47Bペガサス)の開発に成功。米海軍は横須賀を母港とする空母カールビンソンに飛行隊を編成予定だ。
ソース↓
IoT技術の進歩はとどまることを知らず、将来的にもさらなる発展を遂げていくならば、人間の雇用喪失はより深刻なものになっていく。
このような問題意識を持った上で、日本社会が直面するであろうIoT に関連する雇用問題、そして誰でもできる仕事を続けている人はどうなってしまうのか、なぜ米海軍が莫大な予算をつぎ込みX47Bベガサスを開発したかについては、管理人の独断と偏見で次のブログ記事で論じたいと思う。
武器の進歩はレシプロ戦闘機からジェット戦闘機、戦艦から空母機動艦隊に取って代わりコンピュータが搭載され高度化したが、それを適切に使う作戦や戦略を考えるのは人だ。
IoTがいくら発達しようが、情報分析、立案、戦略の策定、そして心のこもったケーキやチョコレートは人にしかできない。
誰でもできる仕事ではないオンリーワンな仕事、そして人にしかできないものを作っていきたいですね。