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西風浪漫BLOG

陸上自衛隊 予備自衛官の バイク乗りが日常感じたこと、 大切な人々やモノを独断と偏見で好き勝手に語るぜ

XLR125R改 オーバーホール 2017年 4日目

通勤スペシャル HONDA  XLR125R改サス組立。


管理人は減衰力調整可能なXR250Rのサスをワンオフ加工して取付けてる。
 
 
世界に一つしかない代替えが効かないパーツなのでオーバーホールが終わるまでは待つしかなかったが、先日レーシングサスペンション屋さんから返ってきた。
 
交換したパーツ
・ストロークロッド 再メッキ処理
・バンプラバー
・ピストン
・ピストンシール
・ダストシール
・オイル交換
・窒素ガス充填
 
before↓
 
 
 
after↓

オイルが漏れて、ガスが抜けてコーナリングで踏ん張らなくなっていたが今回のメンテナンスでコーナリングスピードのタイムが大幅に向上するでしょう。
 

 
リアサスペンションの役割は2つある。ひとつは路面からのショックを吸収し乗り心地を良くする役目。もうひとつは後輪のパワーを確実に路面へ伝える役目だ。
 
普通の一般車両は前者の役割で十分だが、速く走るにはどちらかというと後者の方がはるかに重要である。


 
ショックを吸収して乗り心地がよくなることよりも後輪のパワー伝達ロスを限りなく少なくし、いかにグリップして速く走るかが重要だからだ。
 
オイルやガスが抜けてしまい減衰力の調整が効かなくなると、路面への確実なトラクションを確保できずにコーナリングでアウト側に膨らんだり、スリップしたり、ホイールスピンをしてしまう。
 
確実に後輪のパワーを路面へ伝えるためのトラクションを確保するために減衰力の調整は非常に重要だ。
 
 

 
結局、突き詰めていくと通勤マシンとは全天候に対応したレーシングマシンと同じセッティングとなることが多い。
 
あらゆる気温、気圧、湿度、路面温度に幅広いキャパシティーを持ったセッティングをしてどんな状況下でもベストな走りができる状態となければならない。

 
つまりノーマルの状態が一番キャパシティーが広いのだか、これだと走行性能に限界があるので、パワーを上げてシビアになりがちなセッティングをいかにキャパシティーの広い状態へ決めるかが肝だ。
 
さてとまずはプロリンクの錆びたパーツを交換
 
サビサビのカラー、ダストシールを新品交換し、新しい日本製のニードルベアリングを圧入する。
パーツ代は4000円程度。

目に見えない部分だけにこんなところにお金かけなくてもと言われるが、プロリンクのベアリングがきちんと動かないといくらサスペンションがよくてもサスの動きが妨げられてしまい性能を発揮できないのだ。



リチウム系グリスを中指と薬指にたっぷり付けて穴の中に挿れます。
 
いつものくせなのか…2本の指で挿れようとしてしまったが、中指でしっかりとかき回すように塗りグリスアップします。

ちなみに利き手じゃないほうが気持ちいいそうですよ。

ニードルベアリングを傷つける恐れがあるのできちんとツメも切っておきましょう。


いずれにしてもねツメは女子に必ず見られています。短くないとダメですよ(^_^)/~。



きちんと塗らないと上のbefore写真のようにサビサビとなりスイングアームとリアサスのスムーズな動きを妨げられるので注意が必要だ。



バイクのフレームにプロリンクとサスペンションを取付ける。

エアクリーナーボックスを取付けて今日は終了…つかまた深夜2時を過ぎている



明日はいよいよエンジン組み立てて、フレームに搭載して完成だぜ。
 
  
 
 
 
 
 
 
 
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