新車購入から11年間、妻より長く一緒に過ごした相棒だ。
暑いときも…
寒いときも…
雨の時も…
そして寂しいときも…
人肌恋しいときも…
もちろん楽しいときも…
こいつに乗って心の掃除をしに行った。
写真は管理人のお気に入りの場所で最後に撮りに行った。
45000kmを走破し、たくさんの思い出を作ることが出来た。
しかし、エンジン腰下クランクケースにひびが見つかり、振動で破断する恐れが出てきたため、
悩みに悩みぬいた結果、バイクを乗り換えることにした。
自分は、モノには精神が宿っていると思っている。大事にすればモノは答えてくれる。
人との出会いも奇跡だが、モノとの出会いも奇跡だと思っている。
世の中、豊かになり便利で、お金ですぐに手に入れることのできる時代だけに、このような考えは古く、物品愛護という
言葉を聞かなくなった現代だが、本当にこだわったモノ、お気に入りのモノというものにそうそう出会うことがない。
ゼファー1100を大事にメンテして愛していたからか、死んでもおかしくない事故を経験しても無傷で済んだことがあった。
新しいオーナーにも愛されるバイクでいてほしい。
バイクを降りる訳ではないので、新しいバイクに乗ったとしても、ゼファー1100 "西風浪漫" の精神で走り続けたい。