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西風浪漫BLOG

陸上自衛隊 予備自衛官の バイク乗りが日常感じたこと、 大切な人々やモノを独断と偏見で好き勝手に語るぜ

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キャブレターのお話②


クルマやバイクは操ることの楽しみがある。
 
 
この側面から見ると先ほどのFi搭載車や便利なオプション機能はいらない。
 
逆に邪魔でしょうがない。
 
 
ドライバーやライダーの意思がダイレクトにアクセルやブレーキに伝わり思い通りのライン取りで走る。
 
乗り物の本来の魅力である ”操る楽しさ” を感じることのできるクルマやバイクに魅力を感じる。
 
管理人は、オプションだらけの国産車には全く魅力を感じない。
 
特に日頃思っているのが、4人家族でミニバンとかアホかと。
 

ディーラー:「8人乗りですからおじいさんやおばあさんや親せきも乗れます。」
 
→年に何回8人乗っけるときがあるんだよ。
 

ディーラー:「たくさんの荷物が乗りますよ。キャンプやBBQに最適です。」
 
→年にどんだけキャンプすんだよ。ふつー1回か2回だろ!
 

4人乗ってるならまだしもほとんどのミニバンは空気を運んでる。
 
もうアホかと。 
 
また機能だけでなく魅力的なデザインのクルマも国産にはない。
 
昔は外国人デザイナーを雇っていたのでマツダRX-7FC,RX-7FD,トヨタ2000GT、スープラ、日産パオ、エスカルゴなど魅力的なデザインのクルマが多かったが、ここでもコンピュータに代わってしまう。
 
外国人デザイナーに替わり、燃費の向上を流体力学の観点から見るようになり”Cd値”つまり空気抵抗の極力少ないデザインをコンピュータが計算してデザインするようになった。
 
よって色が違うだけで同じような形、デザインのクルマが日本を走るようになったのだ。
 
これは仕方がない。
 
ステルス戦闘機の開発も、レーダー反射投影面積の低減を考えたデザインをコンピュータが考えると
アメリカのF-22
ロシアT-50
中国 殲撃20
航空自衛隊 F-3心神

大きさは多少違うが外見はどれもよく似ている。
 
つまりコンピュータにやらせると特徴がなくなりどれも同じようなものになってしまうのだ。
 
管理人が乗っているKAWASAKI ZEPHYR1100は大排気量空冷エンジンのキャブレター車なので排ガス規制がクリアできず2006年に惜しまれつつ生産中止となった。
 
 
当時新車価格80万円のバイクが今ではプレミアが付いて高騰し、中古なのに170万前後で取引される異常事態となっている。
 
 
 
ちなみに40年前のキャブレター車HONDA CB750FOUR,KAWASAKI 750RS(ZⅡ) クラスなら250万前後だ。
 
まあ言ってみれば、それだけ現行モデルのバイクに魅力がないってことの表れともいえる。
 
 
 
クルマやバイクというのは操ることで、人間が走っても出せないスピード、パワー、登板力、コーナリングの横Gを体感できるから楽しいのだ。
 
海外のクルマには特徴的なデザインで、操ることの楽しさにあるれている車がたくさんある。
若者のクルマ離れなんて言われているが、メーカーが利益に走り、どれも同じようなデザインのつまらないエコカーばかりで、乗りたいと思うような魅力ある車を造らないから国内で売れなくなっているだけだ。

決して若者の遊び方がゲームやスマホなど多角化したわけではないと思っている。
"操ることの楽しさ" とは古来馬に乗ってきた人間がもつ本能的なものだ。
 
国内メーカーはエコカーばっか作ってないで、本来クルマやバイクの持っている "操ることの楽しさ" という乗り物の原点に帰った魅力あるものを造ってもらいたいものだ。
 
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