米海軍の最新鋭ミサイル駆逐艦が公試航海へ出航した。
2015年12月8日付のAFP通信からの記事です。
写真はAFP通信から
名前はズムウォルト級ミサイル駆逐艦。
建造費は何と5400億円。 駆逐艦ごときにこの金額はとてつもなく突出している。
ちなみに同クラスの海上自衛隊の護衛艦では「むらさめ」級で建造費550億円。
さらに最近就役した海上自衛隊最大の
空母「いずも」ですら1200億円である。
しかしこのズムウォルト級…とんでもない駆逐艦です。
敵の水上レーダーにほぼ映らないステルス性を備え、対艦ミサイルをロックオンさせない。
155mmステルス砲塔を装備し、撃たない時は砲身を格納することができ敵レーダーに映らないようにしている。
また各種ミサイル(VLS対地攻撃トマホーク、スタンダードSM-3,アスロック,短SAM)を搭載し、
地上施設、艦船、航空機、潜水艦、弾道ミサイル、無人機全てを攻撃出来る非常に強力な攻撃力を持ったステルス戦闘艦である。
ここまででもすごいのだが、スターウォーズ時代の到来が現実となる計画があることが分かった。
現在アメリカとイスラエルが共同開発している対空レーザー砲の試験射撃が2010年に行われた。
2010年6月22日人民網からの記事です。
この試験では、米海軍のレーザー砲搭載の洋上艦が飛行中の航空機撃墜を世界で初めて成功させた。
2016年にもこれがミサイルや砲弾に代わる新たな対空兵装として実戦配備される見通しだ。
いずれズムウォルト級へ搭載すると言われている。
ペルシャ湾での試験射撃の動画はこちら
また155mmステルス砲塔も電磁レールガンへの改装を予定している。
我が国ではというと…
もちろん自衛隊でも開発中だ。自衛隊ではレーザー砲の他に、ステルス魚雷、電磁パルス爆弾、ミサイル迎撃ビーム砲まで開発中だ。
さすが防衛技術庁。頼もしい。
レーザー砲に、レールガン。
宇宙戦艦ヤマトやスターウォーズのような時代はすぐ近くに来ている。
まさに未来の戦闘艦だ。