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陸上自衛隊 予備自衛官の バイク乗りが日常感じたこと、 大切な人々やモノを独断と偏見で好き勝手に語るぜ
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日本の技術力の結集である最新鋭のAIPスターリングエンジン搭載の
潜水艦「そうりゅう」型の4番艦 けんりゅうが就役した。
2012年03月16日付の川崎重工のプレスリリースからの記事です。
http://www.khi.co.jp/news/detail/20120316_1.html
日本はいろいろしがらみがあり原子力潜水艦を保持できないため、
通常動力(ディーゼル、蓄電池)型の潜水艦の技術開発を続けている。
通常動力型の潜水艦建造技術は川崎重工が世界最高レベルのメーカーである。
そうりゅう型の潜水艦にはAIPスターリングエンジンというディーゼルとは違った
外部燃焼エンジンを搭載している。
これは燃焼する時に発生するエネルギーを非常に効率よくパワーに
変換させ、排気ガスを限りなく少なくすることのできるエンジンだ。
今までは浮上せず数日程度だったものが、2週間浮上せずに潜航したまま
作戦行動がとれるようになった画期的なエンジンだ。
さらに動力が原子炉ではないので非常に駆動音が静かで、船体に音波吸収素材
と反射体が装着されている。
またステルス形状をした船体とあいまって非常に発見されにくいというのが特徴である。
原潜特有の膨大な熱による排熱もないため、赤外線による探知もされにくい。
よって中国の原潜が領海に侵入しても先に見つけるのは海上自衛隊の潜水艦という事になる。
潜水艦同士の戦闘は先に見つけた方が勝ちである。
相手が弾道ミサイル原潜だろうが通常動力潜水艦だろうが、
今も昔も魚雷による戦闘には変わりはない。
先に見つけて誘導魚雷を発射した方が勝ちである。
ハワイ沖で行われた環太平洋合同海軍軍事演習(リムパック)では
海上自衛隊のおやしお型潜水艦が米空母を撃沈。
イージス艦や随伴ミサイル駆逐艦の対潜ソナーでも見つけることが出来ずに、
やむを得ず米軍側から浮上要請を出した。
そしたら、直後に米空母ロナルドレーガンの真横に浮上し
米海軍を震え上がらせるという逸話を残している。
非常に優秀な海上自衛隊の潜水艦。
これからも国土よりはるかに広い領海を護ってくれることでしょう。