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西風浪漫BLOG

陸上自衛隊 予備自衛官の バイク乗りが日常感じたこと、 大切な人々やモノを独断と偏見で好き勝手に語るぜ

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スタンス

昨日、同期入社のシェフ(Hくんと呼ぶ)と

一緒に帰った時のこと。


Hくんは洋菓子店でのキャリアを買われ

うちの会社の研究開発部で

レシピ開発を行い、当社製品の売上に

貢献している。


最初はそのスタイルで自分が持っている

技術を会社に提供するという形だったが、

凄腕のシェフが中途入社し、今度はHくんが

凄腕シェフから技術を学べる立場になった。


Hくんはチャンス到来と捉えいずれ会社を

辞めるまで凄腕シェフの技術を盗みまくって自分の店で

それを生かすというスタンスで仕事すると話してくれた。


俺がHくんの立場だったとしたら当然おなじことをすると思う。

同僚ながら彼の立場をとてもうらやましく思った。


なぜそう思ったか…それは俺が会社に対して自分の

プログラミング技術、ネットワーク知識を提供するだけで、

誰からも学ぶということがないからだ。

直属の上司である課長はいるが、プログラミング技術、

プログラミング言語、ネットワーク知識どれも3流で、

どこでも通用する情報処理の国家資格を有している

俺の足元にも及ばない。


つまり会社では俺は何も学べないのだ。


しかし会社というのは自分のスキルや知識を用いて仕事しその対価

としてお給料を頂くわけだから学ぶところではなく、仕事をする場所なので

うらやむ必要はないと言う人もいるだろう。


ごもっともな正論なのだが、俺はそんな

のほほんとしたつまらない人生を送りたくないのだ。


自分の情報処理の技術を磨くために転職をする手もあるが、

情報処理の仕事は仕事とだからやっているわけで好きでやっているわけではない。

好きではないのでこれ以上勉強する気もないし、

そもそもIT業界に画期的なテクノロジーが生まれなければ、

これ以上の技術的な進化もそうそうないから戻るつもりもない。


しかし今の会社は自分のやることさえ終われば定時に帰ることのできるいい会社だ。

そのメリットを生かしつつ趣味や人との交流にもっと時間を使いたい。


そんなことをHくんと別れてからずっと考えていて、ある結論に至った。


俺の仕事のスタンスもHくんならい、今の会社にいる間に

洋菓子作りのテクニックを盗めるだけ盗み、

「見た目第一、プロのレシピで本格的に」のコンセプトに更なる磨きを
かけていくということだ。


本業に差しさわりのないように、洋菓子講習会や会社が主催する講習に

テキトーな理由をつけて手伝いがてら参加し、

人脈を作りさらにテクニックやアイデアを盗むといったことを

もっと積極的にやることに決めた。


 


 


 


 


 

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アマンドショコラの憂鬱


最近の研究テーマはプラリネペーストです。
プラリネペーストとはアーモンドやヘーゼルナッツ、クルミ
などのナッツにキャラメル状にしたグラニュー糖を合わせ
砕いてペースト状にしたものだ。

とても使用用途の高い製菓材料で、市販されている物もある。
しかし、プロは市販なんか使わず、グラニュー糖の煮詰め具合で苦さや
アーモンドとヘーゼルナッツの比率を自分好みの配合にし
独自の味をこれで作るのだ。

ではプラリネペーストは何に使うのか?

パウンドケーキに混ぜてマーブルにしたり
クレームパティシエールに混ぜて シュークリームに入れたり
イタリアンメレンゲでプラリネムースを作ったり
ガナッシュにしてボンボンショコラのセンターに絞ったり
ととても使い道が多いんだねこれが

まずは作ってみましょう。
グラニュー糖を煮詰める




この間にアーモンドをローストします。200℃ 5分ね







こんな感じの色になったら火から降ろします。



ローストしたアーモンドを入れて冷ます

鍋から降ろし砕きます。

うちにはプロ用ロボクープがないので、大型モンキーレンチ
で粉々にする



こんな感じになります



これをフープロに入れてペースト状にします。
しかしこれが後でとんでもないことになるのであった。

うちのフードプロセッサは離乳食も作るので妻がよく使っています。

まずは1/4ぐらいの量を入れて混ぜる。摩擦熱が加わり重くなりモーターの
回転が遅くなりかなりの負荷がかかります。

モーターを休ませながら使っていたが、いよいよ最後の最後でフープロから
煙が出てきた。

危険な香りがしたので、管理人はとっさに製造国を確認した。
「made in CHINA」

中国製の製品はフープロに限らず、
バッテリー
スマホ
クルマ、
戦闘機にまで爆発事故が起きているので、
危険と判断し30分ほど休ませた。

最後の1/4ぐらいをペーストしている最中に
モーターから煙が大量に出てきて
バチバチ発火してご臨終。。

やっぱりね。made in CHINA こんなもんでしょう。
爆発しなかっただけマシか…

ちなみにですが、中国製品の爆発リストがまとめられるので
よかったら見ていってくださいな。
さすがは中国。とんでもないものまで爆発するようです。

http://matome.naver.jp/odai/2129656930967952701


まあとは言え、自分を犠牲にしてまでも最後まで仕事する
このフープロの自己犠牲の精神に
管理人は哀悼の意を表し、
明日の燃えないゴミの日に処分することにした。



とりあえずパンに塗って食べてみた。香ばしく至福の余韻に
浸っていると、

妻がフープロがご臨終したことを知りカンカンに

妻「どーしてくれるのよ。何で味噌なんか作ってんのよ」
俺「・いやいやいや 味噌じゃねーよ」
妻「何でもいいけど、夕飯のつくね手でこねるわけ?」
俺「・・・ 中国製だから壊れたんだよ」
妻「・・・離乳食どーすんのよ」
俺「・・・」

妻の機嫌を直してもらうべく
余った材料でアマンドショコラを作りました。




  
カバリングはショコラ・オ・ノワールを適当にテンパリング
35℃→27℃→31.5℃ね。
ポイントは40℃とか50℃とかに一気に上げないこと。手間だけど35℃
で少しずつ溶かす方がカカオバターの結晶が整いきれいな艶が出ます。



ココアをまぶして出来上がり。

まあアマンドショコラの出来は良かったが
妻の機嫌は収まらず、さんざんだったぜ
フープロ壊れたからロボクープ買っちゃおうかな。。















最高のものを大切な人へ


大切な人にプレゼントするケーキを作った。

ココアのパウンドケーキですが材料はもちろん
最高のものをセレクトしました。

・イタリアシチリア産 アーモンドプードル
・無塩発酵バター
・ノンアルカリ処理のココアパウダー
・アメリカ産クランベリー
・フランス粉(リスドォル)
・愛情たっぷり
 

当然出来上がりは最高です。クランベリーの酸味が程よく
チョコレート感の強いココアと絶妙なバランスを醸し出し、
アーモンドの香りがほのかに感じられる逸品です。

自画自賛していますが、ほんとにうまいです。


季節のお菓子

春はギモーブ

夏はパート・ド・フリュイ

秋はキャラメル

冬はボンボンショコラ

まずはこれらを作れるようにしよっと。

ボンボンショコラって綺麗だけどあんなの作れる気がしないわ。。

考えたり妄想してるだけで行動しないと永遠に近づかないしね。

行動あるのみ。。

さて合羽橋行ってチョコレートモールド ゲットだぜ。。

マカロン研究

マカロンは材料が少ないがとても難しいお菓子だ。

材料は
卵白
粉糖
アーモンドプードル だけ

ピエ(マカロンの下のフリルのようなもの)がきれいに出るには、
オーブンとマカロナージュ具合の
絶妙なバランスがいるみたいでそれを見つけるのが至難の業だ。

また乾燥させないといけないので湿気のある今の季節は
マカロン作りには最悪である。

がしかし管理人はそんなことではめげず最適な焼成時間を
探るべく奮闘しているが今日も撃沈した。



焼成時間 180℃ 1分 140℃14分でピンクの生地に
わずかに焼き色がついてしまった。
会社のバッケンのオーブンだったらうまく焼けるのかなぁなんて考えてます。

つづく