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西風浪漫BLOG

陸上自衛隊 予備自衛官の バイク乗りが日常感じたこと、 大切な人々やモノを独断と偏見で好き勝手に語るぜ

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X’mas 2016

さてさて、ケーキ屋さんのクリスマスシーズンが終わった。
 
去年より大幅な売上げアップで最後はデコ箱がなくなるという緊急事態に…


 
結局、普段用の白い、全くクリスマスじゃないデコ箱で出すことに…
 
 
管理人は、シェフからグラサージュショコラのアントルメとブッシュドノエルを任され、ひたすら1人で1週間作りまくるという年となった。
 
つっても8種類あるアントルメの内、2つだし圧倒的に出るのは生デコですからせいぜい300台程度だ。
 
取りあえずはその日売る分をナッペする。
ブッシュドノエルは木の幹風を表現。



シェルでサイドを絞り、デカいローズを絞り、仕上げる


イチゴ乗せて箱詰め。



ショーケースのプチガトーが空になったので…


ショートケーキを仕上げで出す。
 
 
クリスマスの3連休はお店の外まで大行列が何時間も続き…


電話は鳴りまくり…
 
お店の前は路駐天国と化し、無法地帯…



路駐天国の3日目はついに警察が…



対応した管理人がなぜか怒られる羽目に…

予約なしで買うお客様向けの製造が間に合わず、作ってはどんどん売れるといった状態が続いた。
 
結局、閉店してから翌日の予約分を作り始めるということに…はい。
 
 
2000時 閉店時間のハズ


2030時 最後の予約のお客様、ご来店
 
閉店
 
予約分ケーキ製造開始
 
 
0100時 製造終了
 
0200時 片付け終了 バイクで帰宅。
 
0600時 再び出勤(-.-)

クリスマス期間中はずっとこんなんで自衛隊の訓練より過酷だが、初めて 1人で任せてもらえたため、緊張感を持って仕込から仕上げ、デコ箱に綺麗に入れるまでしっかり責任を持つといったところを意識して仕事した。
 
当たり前だが、ムースは離水なし、グラサージュ掛けの割れなし、破損なし、汚れなしと今のところクレームは来てないとのことでしっかり仕事が出来た充実感でいっぱいだ。
 
時間に余裕があるときにはデカい生デコをナッペして絞る。
 


おしゃれでステキなお店
 
 
尊敬できる優しくて、時に厳しいオーナーシェフ
 


 
まだ3年目だけど非常に強い仲間意識を感じることのできる製造の皆さん。

無駄な動きや無駄なことを一切せず、全ての行動に意味を持たせ、誰が何をやっているかをお互い把握していて、効率よく仕事が回る。
素晴らしい職場だ。
 
このお店と出会えたことがホントに幸せだ。
 
来年への課題
①お客様からの電話を間違えて「〇〇商事の〇〇〇〇です」と言わないこと
②ナッペはクリームを触る時間と回数をなるべく少なくして仕上げる
③仕上げるスピードを速める
④ショートの絞りがたまに雑
⑤ショートのフィルムエンドの位置が安定しない
⑥お店の看板があるから警察とケンカしない


 
充実したクリスマスシーズンでした。
来年からはチョコレートシーズンが始まるのでバレンタインまでの期間しっかり修行させていただきます。

 
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薄さを極める


さてさて、今日から本業に専念。

お手伝い先のケーキ屋さんではカフェメニューをやっております。

今日はひたすらミルクレープ用のクレープを大量に仕込みます。


ホットケーキじゃないので限りなく薄くて、焼き色を美味しそうに付けるのがポイント。


まずは生地を仕込みます。

バケツ1杯分。




70枚ぐらいかな?




なるだけ薄く…

ひたすら薄く…

薄いといえば会社のハゲ常務〜

机の上にコレ置いたら怒るかな?とか想像したり…



な〜んて妄想してたらクレープ焦げちゃったよ(´ε` )


テヘ(^^)


…全然クリスマスじゃないじゃん…

って気づいたり…


ぼっーとしてるとすぐ焦げるし…


集中力が必要ですね(。>﹏<。)



オランジェット


今年もやってきましたクリスマス。


絶賛大忙しのケーキ屋さんでは冷凍プチガトーの仕込をクリスマス前に終わらせないと徹夜になってしまいます。


そんなピリピリなシェフを横目に、管理人はチョコレート菓子を仕込みます。


オレンジのスライスを使ったお菓子。




こいつにただチョコ掛けをしただけのお菓子ではありませんよ。


まずはオレンジスライスをコアントローに付けて2WEEK


そのあとごにょごにょしたあと、テンパリングしたクーベルチュールでチョコ掛け。


そして面白い材料を使う。


ヴァローナ社のパールクラッカンオパリス。


こいつは弾けるチョコレートだ。


昔、子どものころに食べた駄菓子で口の中でパチパチを弾くアレだ。


オレンジの香りが豊かに口の中広がった時にパチパチ弾けて


最後はアロマ豊かなクーベルチュールの後味が残るというわけさ。


ケーキ屋さんでは新素材を使った面白いお菓子が多く並ぶ年になりそうだ。


最近扱うチョコレート…ほとんどヴァローナだ。


新し物好きの師匠が好きなわけだ。


高いけどとても美味しくて、斬新で、面白いんだもん。







桜のどらやき

 
どら焼きの作り方を教えてもらったので早速実施。
 
 
普通のパンケーキに、しょうゆとみりんを入れるとどら焼きになる。
 
 
生地にある材料を入れて香るようにして、桜餡と合わせる。
 
 
しょうゆとみりんの方が圧倒的に強く、香りが消えてしまうので何度が配合を変えた。
 
 
かといって、しょうゆとみりんが入っていないとただのホットケーキなので
 
難しいところですね。
 
桜のどら焼き
 
生地もしっかり膨らんでいいものができたのでケーキ屋さんに提案です。
 
 

直線と曲線


チョコレートで直線を表現する。
 
 
部署が変わってからは会社のテストキッチンへ自由に出入り出来るようになった。
これは異動したことによる最大のメリットだ。
 

上司やパイセンに諦められたのか放置されたのかは知らんが、勝手に試作しても誰にも何も言われなくなったぜ。

どっちにしても俺には関係がない。自分のやりたいことを勝手にやります。


 
さて、チョコレート細工
 
チョコは曲線より直線や四角といった表現がとても難しい。


毎晩、会社のキッチンで練習した結果、安定した厚みで真っ直ぐな直線と角度を表現できるようになった。

 
四角の箱を1.5mm厚のチョコレートで作る。
 

 
真四角だと面白くないので、ひとつの角をイージス艦のフェーズドアレイレーダーの様な角度にする。

 
穴をあける。
 
 
なにも考えないで四角い箱を作ると言ったコンセプトなので、このオブジェには特に意味はない。
 
 
 
四角と直線をチョコレートで作れるようになると、その後ピストレしたり、転写シートを貼ったりなど、表現の幅が広がり色んなチョコレート細工が作れそうだ。
 
 
ピエスやアメ細工の作品を見ていると曲線が多く、ダイナミックな表現が多いし、多くの人が支持をする。
 
はい。
 
 
曲線美とは最終的にくびれのステキな女性を連想するからでしょう。
 
男とはそういう生き物です。
 
絶対に連想しているハズだ。
 

管理人も例に漏れず、女性の曲線美は大好きではあるが、チョコレートに関してはしばらくの間、直線と四角を使った表現をもっと極めたい。