忍者ブログ

西風浪漫BLOG

陸上自衛隊 予備自衛官の バイク乗りが日常感じたこと、 大切な人々やモノを独断と偏見で好き勝手に語るぜ

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2016年度シーズン終了

 

先日もお店でホワイトデー前、最後の仕込をします。


クーベルチュールのテンパリング。
 


輸入チョコレートって国産のクーベルチュールとは違う。
 
 
国産車が外車に勝てないのと一緒で格の違いを感じますね。
 
 
ヴァローナ、ヴェイス、カカオバリー、オペラは美味しいうえに作業性がいい。
 
 
それに比べて国産のクーベルチュールはいろいろゴタクを並べてもやっぱり「国産」って味。
 
 
 
例えると、ヴァローナはドイツ車、カカオバリーはアメ車、国産クーベルはダイハツって感じだがトヨタにしてやろう。
 
 
さて、仕込もほぼほぼ終わった。
 
 
 
3年目のシーズンが終了~。。
 
 
来年は4年目~長く続けられる素晴らしい人たちに恵まれたことに感謝。




1年目の時かな…暑いとき、お店に来て応援してくれた黒髪のきれいなおねーさんにも感謝。




会社はいつ辞めてもいいが、ここのケーキ屋さんはずっと続けたい。



 
 
PR

Birthday

 
先日、次女が2歳になった。
 
 
誰に似たのかは知らんが、天上天下唯我独尊路線をひたすら貫く次女にママもパパもお手上げ状態だ。


しかし大きな病気もなく無事に迎えられたのは周りの皆様の支えがあったからであり、感謝しかありません。
 
 
今年は長女が成長していっしょにケーキが作れるようになり楽しさが増えました。
 
 
長女にはジェノワーズを仕込んでもらい、いい感じまで泡立ててもらいます。


 
焼成し一晩寝かせる。


長女にはジェノワーズをスライスしてもらい、いちごをサンドする。

ガイド付きのスライサーを使用すると3歳児でもきれいにスライスできますよ。

 

仕上げる。

 
 
フレッシュのブルーベリーとフランボワーズはケーキ屋さんからゲット。

自家製シャンティーとフランボワーズソースでデコる。
 
2歳誕生日おめでとう。





サロン・デュ・ショコラ2017

 
今年もやってきました、チョコレートの祭典です。
 
仕事の一環で調査しに行きますが、会社の人間と一緒に行っても一ミリも楽しくないので
 
せっかくならケーキ屋さんのかわいい女の子と一緒に行くことにした。

 
混み具合はと言うと…

相変わらずの入場制限で、そもそも会場に入るだけで1.5時間。


 
そして、会場に入っても大混雑。
 
 
日本人ってこんなにチョコレート好きだったっけと言うような混雑ぶりです。はい。
 
 
 
とは言えそんな冷めた目で見ているわけではなく、今年の流行や競合他社を徹底調査ですが…
 

とりあえずトーキョーチョコレートのブースでカカオ豆のパルプとフィンガーライムのドリンクをオーダー。
 

フィンガーライムって初めて聞いたが、「森のキャビア」って言われているそうな。
チョコレートの原料 となるカカオの実の中の種を包む白い果肉の部分(パルプ)というなかなか手に入らない珍しい食材を使っていてとても飲みやすく、ツブツブとした食感がとてもよかった。


実物のカカオ豆をみせてもらいました。


お土産にセバスチャンブイエのブースに並ぶがこれまた1時間。
 
ようやくゲット。



総括するとフランスの新しい無名なショコラティエのブランドの新規ブースが多く目立ち、新しいものが好きな日本人向けに特化した印象を受けた。
もちろん従来から人気のブランドもそれなりの列をなしているが、日本にすでにお店があるブランドの列はあまり人が多くない感じだった。
また台湾のショコラブランドが初出店していて、現地産のウーロン茶葉や花のエキスを使ったショコラを展開しておりチョコレートを食べる文化がアジア諸国にも広がっている印象を受けた。
会場にもシナ人や南朝鮮人の比率も年々多くなっているようだ。


会場を後にしてチネチッタで今日の反省会。

反省点はチョコやドリンクを食べたり飲んだりして何も調査しなかったことかな。
完全に遊びで終わってしまいましたね(笑)
 
 
そして、女の子からバレンタインのチョコを頂きました。
サロンド・デュ・ショコラでは出店していないブルガリのボンボンショコラアソート。
 
これかなりお高いのです。


 
義理チョコにしては高すぎだろ…

 
返すわけにもいかず頂きましたがお返しは倍返しを期待されてるんだろうな…
 
最近はホワイトデーに倍返しするか、バレンタインに男子から女子にチョコレートを贈るのも増えているそうだ。
こういったトレンドをケーキ屋さんはきちんと把握して商機を逃さないようにしたいね。

ショーケースは本命コーナーと義理チョココーナーに分けて。義理チョココーナーは凸凹のアマンドショコラとかを安く置いたりすれば面白いんじゃないかな(笑)




 

1年に1回だけ

 
さて、世間ではセントヴァレンタインデーが近いのでボンボンショコラを仕込みます。
 

カッコがチグハグな管理人。
 

トラウザーを間違えてしまい統一感がない。
 
バンダナが青なのでU.S.N(アメリカ海軍)のデジタルピクセル迷彩のトラウザーを着用予定だったが…
 
朝遅刻しそうなのもあり…
 
暗いところだと色が判別できない年齢になったのもあり…
 
デジタルピクセルの迷彩パターンはあっていたが色を間違えてしまい、アメリカ陸軍の砂漠戦用デジタルピクセル迷彩を履いてしまった。
 
要はバンダナとトラウザーの色があっていないのだ。
 
お客様の前に出れないので引きこもって仕込みます。
 
 
今日は1年に1回しか作ることをしないチェリーボンボン。
 
 
こいつはホワイトデー前に完売しても追加では作りません。
 
 
2014年にブランデー漬にして2年熟成させた山形県産のブランドチェリー「佐藤錦」を使います。
 
この年の佐藤錦は大きさがちょうどよくてフォンダン掛けしてチョコ掛けするとちょうど良い一口サイズになりました。
 

まずは2000個を取り出して消毒してバットで乾燥させる


フォンダンを炊いてから
掛ける

今度はチョコレートをテンパリングする。

トランペする。



 
…チョコが固まらない
 
 
フォンダンがまだ温かいのか…
 
 
テンパリング失敗。
 
 
2年間熟成させたチェリーを最後の最後でテンパリング失敗という最悪なことをしてしまった。
 
使うチョコレートの量が多くてテンパリングが甘かったか…
 
 
それともフォンダンをかけたばかりでトランペ中にテンパリングが崩れたかもしれない。
セオリー通りの温度で作業したとしてもこういうことが起きてしまう。
 
 
こればかりは経験積んでチョコレートと対話しながらやるしかないですね。
 
管理人:もういーかい?
 
 
チョコ:まーだだよー
 
 
管理人:もうそろそろいーかい?
 
 
チョコ:まだだぁ~め(*^。^*)もうちょっと
 
 
管理人:もうがまんできないよ
 
 
チョコ:じゃあいーよー♥
 
って感じに会話できれば苦労しないんですがね(笑)
 
会社の研究開発部には生地が得意なシェフがいる。その人はスポンジに強いこだわりがあり、ミキサーボールでたてる時に生地と「会話」しないとだめだと言っている。
相手がいいよと言うまでミキサーでこねくり回し、決してムリヤリ型に入れたりしてはダメだそうな。


ここまでの境地に至るにはそうとうな経験を積まないといけないが、温度だけで見るのではなく目に見えない部分を第6感で感じ取れるように意識しよう。
 
 
結局は経験によるカンなんだろうな。

 

補正予算とシフォンケーキ

 
久々に自宅でケーキ作り。
 
家でやらなくなって3年…
 
試したいことや作りたいものは全て会社やケーキ屋のキッチンでやるようになったが、長女がケーキ大好きなのでぼちぼちまた作るようになった。
 
 
今回は高さのある21cmの型を使った特大シフォンケーキ
 
 
ココアの油分でメレンゲの泡を殺さないようにサックリ混ぜて焼成。
ここがふんわり膨らんで高さのある生地が出来るかの大きなポイントだ。
 
 
 
混ぜるのはミキサーボール。スイッチ入れるのが長女だ。
 
 
実は今回ナッペ用に新兵器を導入し、初期作戦能力(IOC)を得たので実戦で使用することにした。
 
 
これ↓
 
 
 
カネに物を言わせて、いい道具でやれば仕上がりも完璧だろうと踏んだ管理人は、プロ用ケーキ回転台をついに導入したのだ。
 
ケーキ屋さんでは普段スーシェフの女の子に、手取り足取りプロの仕上げを教えてもらっているのはいいんだが…
 
いつも管理人の後ろからスーシェフが自慢のおっぱいを押し当て、なぜか密着しての指導なのだ。


管理人は不覚にも推定Gカップのおっぱいが気になってしまい、全く説明に集中できなかったのだ。
 
 
結局仕上がりが安定しない理由はスーシェフのエロエロレッスンで上の空だったのと、自分の腕のなさを棚に上げてスーシェフのせいにしたわけだ。
 
 
回転台は我が国(家)の財務大臣(妻)の稟議を通さず補正予算にて導入したため、キャンキャン言われたが、いずれお店出す時に使うもんだからいいだろとムリヤリ納得させた。
 
 
いやーそれにしても補正予算とは便利な言葉ですね。
 
 
ちなみに我が国はと言うと先月、麻生太郎大臣が第3次補正予算とかドヤ顔で抜かしてますし、足りなくなったらなんでもかんでも補正予算。

※2016年12月9日付日本経済新聞からの記事より
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFL09H5F_Z01C16A2000000/

これじゃ予算編成の意味ねーだろ!と突っ込みたいとこではある。
 
※麻生大臣の写真、特段ニュースの内容に他意はありません。

さてと、まずは初期作戦能力(IOC)を得た新兵器の威力を確かめるべく、難しい敵をターゲットにする。
 
今回の敵は通常の生デコより難しい高さのあるシフォンケーキだ。
 
 
仕上げ後↓

なかなかいい感じに仕上がりました。
 
これで管理人の腕がないのではなくエロいスーシェフが悪いと言う結論に至ったのだ。
 
 
絞ってクリスマスの余った飾りを適当に散らす。
 
娘は喜んでくれたので新兵器の実戦デビューはまずは成功と言ったところでしょうかね。