さて、世間ではセントヴァレンタインデーが近いのでボンボンショコラを仕込みます。
カッコがチグハグな管理人。
トラウザーを間違えてしまい統一感がない。
バンダナが青なのでU.S.N(アメリカ海軍)のデジタルピクセル迷彩のトラウザーを着用予定だったが…
朝遅刻しそうなのもあり…
暗いところだと色が判別できない年齢になったのもあり…
デジタルピクセルの迷彩パターンはあっていたが色を間違えてしまい、アメリカ陸軍の砂漠戦用デジタルピクセル迷彩を履いてしまった。
要はバンダナとトラウザーの色があっていないのだ。
お客様の前に出れないので引きこもって仕込みます。
今日は1年に1回しか作ることをしないチェリーボンボン。
こいつはホワイトデー前に完売しても追加では作りません。
2014年にブランデー漬にして2年熟成させた山形県産のブランドチェリー「佐藤錦」を使います。
この年の佐藤錦は大きさがちょうどよくてフォンダン掛けしてチョコ掛けするとちょうど良い一口サイズになりました。
まずは2000個を取り出して消毒してバットで乾燥させる
フォンダンを炊いてから掛ける
今度はチョコレートをテンパリングする。
トランペする。
…チョコが固まらない
フォンダンがまだ温かいのか…
テンパリング失敗。
2年間熟成させたチェリーを最後の最後でテンパリング失敗という最悪なことをしてしまった。
使うチョコレートの量が多くてテンパリングが甘かったか…
それともフォンダンをかけたばかりでトランペ中にテンパリングが崩れたかもしれない。
セオリー通りの温度で作業したとしてもこういうことが起きてしまう。
こればかりは経験積んでチョコレートと対話しながらやるしかないですね。
管理人:もういーかい?
チョコ:まーだだよー
管理人:もうそろそろいーかい?
チョコ:まだだぁ~め(*^。^*)もうちょっと
管理人:もうがまんできないよ
チョコ:じゃあいーよー♥
って感じに会話できれば苦労しないんですがね(笑)
会社の研究開発部には生地が得意なシェフがいる。その人はスポンジに強いこだわりがあり、ミキサーボールでたてる時に生地と「会話」しないとだめだと言っている。
相手がいいよと言うまでミキサーでこねくり回し、決してムリヤリ型に入れたりしてはダメだそうな。
ここまでの境地に至るにはそうとうな経験を積まないといけないが、温度だけで見るのではなく目に見えない部分を第6感で感じ取れるように意識しよう。
結局は経験によるカンなんだろうな。