BMW JAPANよりお手紙が来た。
リコール改修していないので速やかに最寄りの正規ディーラーで作業してくださいとのこと。
1件目はリアホイールのフランジの強度が弱く、そのまま使用を続けていると亀裂か進行し、走行中にホイールが外れて走行不能になる恐れがあるとのこと。
2件目は燃料ポンプから漏れたガソリンが走行中高温化したエンジンに付着して発火。燃料タンクに誘爆し、爆発炎上して走行不能になる恐れがあるとのこと。
おいおいおい…
走行中にホイールが外れて爆発炎上だそうな…
うちの近所にはなぜかサーキットが多いため、今ままでリコール改修せずに湾岸スピードウェイ(首都高湾岸線)や
C1ニュルブルクリンク(首都高C1環状線)
保土ヶ谷アナーキーレースウェイ(保土ヶ谷バイパス)
トーキョーベイ海底スーパーストレートウェイ(東京湾アクアライン)
東北レースウェイ(東北道)
中央フリーダムハイウェイ(中央道)
東名アウトバーン(東名高速)
ニュー東名スーパーアウトバーン(新東名高速)などで計約7000kmを走行している。
これだけ距離走っているので自分が乗っているときにホイールが外れたり炎上したりと考えただけでも末恐ろしい。
そもそも「走行中にホイールが外れて走行不能」って走行不能の前にホイール外れたら吹っ飛んで死んじゃいますから。バイクの心配よりライダーの心配をしてほしいですね。
2件目にしても「炎上して走行不能」ってそりゃ炎上したら走行不能だわな(笑)
と言うわけでこいつはウチのスナップオンの高級工具、バイクリフト、エアーインパクトツール、エアーコンプレッサーを揃えた自慢のガレージでも手におえないので正規ディーラーへ持っていきます。
BMWモトラッド横浜港北店へ
担当の方と暫し雑談していたら管理人のR1200STの後継車R1200RSの試乗車を勧められ…
…担当の方の言われるまま乗っちゃいました。
車重が軽く、ラジアルマウントされたブレンボ製ブレーキキャリパーを標準装備。ブレーキマスターはもちろんラジアルポンプマスターシリンダーが採用されています。
最高のブレーキですが…あまりSTと変わらないね。STはデジタルサーボモーターを搭載した電子制御インテグラルABSブレーキを搭載しており、RSとの違いをあまり感じない。
両方とも止まりたいところにカチッと気持ちよく止まる。
むしろテレレバーサスペンションシステムを装備したSTの方がフロントフォークがノーズダイブしないので目線の変動が少なく、挙動が安定してる。
試乗車のRSの方がテレスコピックサスなのでフロントフォークの沈み込みが大きく、挙動が不安定だ。
パワーも10PS以上、上がっておりメーターコンソール等もかっこよくまとまっているが、心に響かない。
今から100年以上前にドイツのBMWが戦闘機用に水平対向ボクサーエンジンを開発した。しかし第一次世界大戦に負けて航空機用エンジンの製造を禁止されたため、仕方なくバイクを造るようになったのが始まりだ。その後クルマも造るようになった。
ちなみにBMWの青と白のマークはドイツバイエルン州の青い空と白い雲に飛ぶ自社の航空機エンジンを表しており、十字に区切っているのは航空機のプロペラを表しているそうな。
※ちなみに世界初のジェットエンジンはBMWが開発。日本初のジェット攻撃機「橘花」のエンジンはBMWを参考に独自開発したものである。
最新のBMWに乗り、テクノロジーの進化を感じたがRSには心通じるものがない。ただのマシンだ。
R1200STに出会った時のような心揺さぶられる感動やドキドキ感がない。
自分にはSTで十分だ。まだこいつと出会って1年。
バイクも女性も一目ぼれ。
それでいいんです。
一目ぼれした思い出ってずっと覚えているもので、人も、モノもずっと大事にするからだ。
RSの試乗をしている間にSTのリコール修理が終わった。
ホイールフランジをアルミから強度のあるスチールへ交換
燃料ポンプを2つ新品交換
リコール修理なので0円
駆け抜ける歓びをこれからもSTといっしょに…
※注意事項
当ブログに出てきた高速サーキット名は全て架空であり、管理人の脳内呼称なので実在の道路とは関係がありません。
また各サーキットには一番速度の出やすいホームストレートに記念撮影装置が用意されており、ここで優秀な速度を出したドライバーはもれなく表彰されます。
表彰式は後日、交通裁判所で行われメディアではなく検察官に優秀な速度を出せた理由等をインタビューされます。
なぜか優秀な速度であればあるほど非常に高額なオービス記念撮影料金がかかります。
現在公式な最高記録として残ってるのが制限速度80km/hを99km/hオーバーし179km/h出したトヨタ・プロボックス(ライトバン)だ。
ドライバーにインタビューしたところ「木更津で採れた朝一のアサリを新鮮なまま築地に急いで届けたかった」とのことだ。
国家が認めた公式な速度記録として前科が残りますのでプロボックスの記録を抜きたいチャレンジャーは完全自己責任でお願いいたします(笑)